当日券で音楽劇マニアックを見た話(後半ネタバレあり)
俺節をこの目で見てから随分経ちました。
舞台というものが初めてのわたしは、俺節を見て感動と興奮と言葉にできない多幸感を感じ、舞台というものの面白さを知りました。
安田章大という舞台役者にまた会いたいとずっとずっと望んできました。
そして、安田章大くん主演の音楽劇「マニアック」の開催が決まりました!!!!
どれほど待ち望んだことか!!!
嬉しかったのが、安田くんの俺節を見たことがきっかけで、安田くんの努力と成果が認められて決まったこと。目立つ方ではない安田くんだけど、きちんとそのすごさを認めて見ていてくれる人がいるんだな、と泣きました……
雑誌でマニアックについて話す安田くんは、古田さんと豪さんに誘ってもらったことが嬉しそうで、稽古や打ち合わせがとても楽しそう!
それと同時に、不道徳でグロテスクな内容だと、ニヤニヤしながら語っているのが誌面の文章からも伝わりました。
なかなか破天荒で最高な内容なんだろうと、覚悟して行こうと決めました。
しかし、安田くんは国民的アイドル関ジャニ∞のメンバー、古田さんは舞台役者さんとしてとても人気がある、ほかの俳優さんのファンもたくさん……なのに俺節よりキャパが狭く、とても激戦の予感しかない……
FC先行、一般、立ち見、サイド指定、そして当日券の5回がわたしたちに与えられたチャンスでした。(森ノ宮ピロティホールの場合)
今回はその中でも、自分でも一番情報が欲しかった当日券のことを記録を残しておこうと思います。
わたしが当日券のチャレンジをしたのは、大阪公演の森ノ宮ピロティホールです。
チケットぴあにつながると、整理番号券が手に入るというものでした。入れる確約があるわけではないのですが、ありがたいことに1時間程度で会場まで行けるので、無理だったらロケ地巡りでもして帰ろうかなと思えました。
以前から当日券等の電話先着に応募はしたことがありましたが、マニアック以前は全く繋がったことがありません…不安しかない…
なので、どうにか繋がりやすい方法はないかと模索し、事前にTwitterや当日券で入った友人から情報を貰ったり、電話での先着についてネット等で入念に調べたりして臨みました。
ここで一番重点を置いて調べたり準備したことは、いかにチケットぴあに12時ぴったりに電話が繋がるか!!これが上手く行けば、とても確率は上がるようです。
そして、自分で売り切れを聞くまで諦めないこと。例え何時間かかっても……!このふたつを心がけて、いざ。
前述の通り、入りたい日の前日の12時ぴったりに繋がるようタイミングをはかり、家電から指定の電話番号にかけました。
下調べのおかげか、運良く電話が繋がり、震える手で13桁の発券番号をメモし、セブンイレブンで発券。番号がなぜかうまく聞き取れず何度も確認しました、、222とか数字か連続で続くからややこしかったのと、相当驚いていたんだろうなぁ……
セブンイレブンでは、整理番号のついた券が発券されます。このとき手数料やお金は払いません。
番号を見ると、200番台1桁でした。201番からスタートすることがどうやら多いようで、50人程度入れるのではとの事前情報を聞いていたので、入れる希望を持ち当日臨みました。
開演の70分前までに森ノ宮ピロティホール集合だったので、90分前くらいには近くにいるようにしました。
フォロワーさんと合流し、ドキドキしながら時間になるのを待ちました。
時間になると整理番号順に呼ばれてその通り階段に並びます。近くの番号の方が何人かおられなかったので、遅れてきて後ろにまわされたのかもしれませんが、ここは見ていないので定かではありません。
会場と同時に、当日券の列も動き出しました。
整理番号が呼ばれて前に進むと、バインダーをわたしに見えないように持ったお兄さんに、整理番号券を渡すように言われました。その後すぐ電話番号を聞かれるので、口頭で伝えました。そのときお兄さんはバインダーを見ていたので、恐らく整理番号券を発券した電話番号と一致しているのか確かめているのだと思います。そして身分証とわたしの顔とバインダーを見比べ、「立ち見でいいですか?」と聞かれ「はい」と答え、代金を隣のお姉さんに支払い、当日立ち見〇番というチケットをもらいました。
…というのがわたしの流れなのですが、はじかれたり券の購入に少し時間がかかる場合もあるようなので、そのことも少し記録しておきます。
そうなったのは、どうやら発券した電話番号の名義人と、身分証の名前が違うからのようでした。ですが、その後の対応が違っていました。
入れなかった方の話はよく聞こえませんでしたが、後で調べてみると、会社の電話からかけたと話していたようです。
入れた方は、「友人の電話でかけました、〇〇さんです。」といった風に伝えたようです。〇〇さんと名義人の名前が一致していたので入れたようです。
話を戻します。
その後、双眼鏡の申請やパンフレットの購入をしました。ロッカーもありましたのでコートなど預けられます。
立ち見は番号順に呼ばれるわけではなく、会場内に入れるようになったら自分で立ち見の場所(一番後方の座席の後ろ)にあがり、書いてある場所に並びそのまま観劇が始まるまでも立っていました。奇数が上手、偶数が下手で、2列分立ち見がありました。
立ち見1列目でしたが、全体が見渡せてとても見やすかったです。
双眼鏡があれば、しっかりと表情が見えると思います。
そして開演まで、ドキドキしながら待ちました。
【追記:東京の当日券はどうやらオペレーター対応のようです。なので大阪の方とは少し勝手が違うかもしれません。】
※ここからネタバレありです!
まず、内容について。
これはもう本当に、グロテスクであり不道徳であり下ネタ死ネタもあり。
下ネタに関しては、思ってる以上にどストレートな下ネタ。
昔のブラックユーモアのエロギャグ漫画のようなイメージ。(ちゃんとは見たことないけど、男友達とかと話してるときに聞いて勝手に想像しただけですよ!!ほんとです)
下ネタが目立つからそこに目がいきがちですが、前半部分も不道徳というか、こういうこと言っちゃっていいの~って、なんとなく世間的にそう思われてるような話だったり、デリケートな話だったりを、さらっと扱っています。おぉ……と何度か思ったりしました。なんせわたし、不道徳とは向き合ってこなかった人種なので……家でもえぬえいちけーばっかり流れていたような幼少期だったので……不道徳はわりと苦手だと思っています。
でもそれを扱えるのは、そんなわたしでもなんやこれ面白いwwと笑えたり楽しい気持ちになるのは、この優秀なキャスト陣だからこそ!
みなさんの掛け合いがとにかく絶妙で面白い。
アドリブなのかそうでないのか分からないけれど、とても軽快な掛け合いが最高なんですよね!!!
そして、作品として楽しめるのは、それを包む音楽と、ワクワクするようなダンスのおかげもあると思う。
急に歌い出し踊り出す人たち。それを他の登場人物たちも「なんで歌うの?」という風に驚くという、ミュージカルとは少し違った扱い方をしていて面白い!!
舞台という、生のエネルギーがこちらに直接伝わってくる場所で届けられることで、不道徳なんだけどユーモアにも溢れていて。
中学生男子がこっそり袋とじ読むような、子どもが内緒でお母さんの化粧品使っちゃうような、ワクワクも含んだドキドキ感と言うのか…それがとてもクセになりそうな作品だったなぁ…!
個人的に好きなのが、アキラくんがメイちゃんに告白する場面!
ここは本当に、ほっこり幸せ気分になる。
その前から、メイちゃんが歌えばニコニコとリズムにのるアキラくんにもキュンとし、メイちゃんのことを想って話すアキラくんにギュンギュンし……
あーふたりで幸せになったらいいなぁ…なんて思ったりもしました。
でも、甘くないのがマニアック。
そんな幸せ展開になるはずがなかった……!
結局みんなみんな、マニアックなんです。
まともなのは結局、アキラだけのような。
実はホテルの社長は見た目の割にまともかもだけど(笑)
オチを見たら、なんなんほんとwwってなるような内容。
だけど終わったあと、なんだかスッキリしてるのはなぜなのだろう。
見ちゃダメ!!と言われたものを見ちゃったときのような満足感なのか、はたまた最後に全て台無しになって何も残っていないのか(笑)
なんなのかは分からないけれど、古田さんと豪さんのある意味本気を感じる内容でした。
ここからは、安田くんのお話。
これは本当に本当に驚いたし伝えたいことなんですけど、、
安田くんの踊りの力強さが少し戻ってきているということ!!
8時だJのオープニングで、少し抑えた動きでふわふわと踊っていたあのときとは少し違います。むしろあれでもとても動けるようになったんだなと思っていたのですが、マニアックの舞台上では、怪我をしてから一番キレのあるダンスをする安田くん…!
きっとまだ完全に体が治ったわけではないことは各インタビューで分かっていますが…だけど以前のキレッキレの体を大きく使ったダンスに、より近付いているように見えました。
足を上げたり横になったり腕を早く動かしたり、携帯電話のようにパタンと前屈したりと、楽しそうに踊る安田くんもとい犬塚アキラくんを見て、わたしは目の奥が熱くなりました。
ビジュアルは、フライヤーの髪型にとても近く、ピアスに薄い黄色が入ったサングラスでした。
そして犬塚アキラくんは、植木屋さん。
植木屋さんの服をいろいろ想像していましたが、犬塚アキラくんの務める植木屋さんの仕事着は、なんとツナギ!!ツナギ(デニム生地のストライプ)の前のファスナーをおへそくらいまで下ろし、下にオレンジのTシャツを着たアキラくん。
え、え、、似合いすぎ……
しかも途中でなんと、ツナギを脱ぐシーンが!!
脱いだらなんと黒の革パン!上はオレンジのTシャツにロンTイン。
ちなみにこの革パンで、アキラくんはアコギを持ち、歌います。
アコギを演奏しながら歌うんです。
そうです大事なのでもう一度……
アコギを演奏しながら、歌うんです!!!
何度かギターを演奏しながらの歌唱シーンがありますが、本当に本当に本当にかっこいい……その瞬間、安田章大ソロコンみたいな、、アキラくんから一瞬安田くんに戻ります。
安田くんの歌が上手すぎて震えます。
……吸いたくて吸いたくて震えます……
……きっと見た人ならこのフレーズが伝わるはず……アドリブでなければ……
…話が逸れました。
で、最後に、エレキギターも弾きます。
え、そんなんほんと聞いてない!!!!アコギもエレキも弾くとか聞いてない!!!!こんなに踊りながら歌うなんて!!!!!!!最高ですありがとう!!!!!!!
あと、安田くんはやっぱり舞台の人だなととても感じました。声のエネルギーがすごい。
大きくて、はっきりと後ろまで聞こえてきます。
マイクは通してますが、でも生の声がジンジンと耳に、心臓に、脳に響く感じがしました。
声に、魂が乗っかっている。これは俺節のときから思っていたこと。
普段メンバーとMCで話す時は、へにゃへにゃしてたり早口になったりするけど、舞台のお芝居はそんな安田くんは見当たりません。
俺節のコージな安田くんが大好きでしたが、
マニアックのアキラくんな安田くんも大好きです。
大阪に住んでたという設定で、関西弁を話します。
安田くん自身と役であるアキラくんの雰囲気が似ているな、と思う部分もいくつもあります。
とてもかわいいです。
カーテンコールで、安田くんが舞台に真ん中から登場したとき、めちゃくちゃ幸せな気持ちになりました。安田くんを好きになってよかった……。大きな大きな拍手を送りました。
そのあと、2回程でてきてくれたかな?
感極まってたのと、スタオベなので立ち見からは背の高さ的に見えなかったのでちょっと曖昧でごめんなさい。
あーーアキラくんに会いたい。
マニアックの世界にまた行きたい。
終わった瞬間、もやもやする人もいるかもしれないけど、わたしにとっては爽快感溢れる気持ちでした。
不道徳だけど、なんかとにかく楽しかった!本当に!!!
さぁ、勇気のあるあなた!
ぜひ、マニアックの世界を体感してみてください!!
チケットないみんなも、ぜひとも当日券狙ってみてください。
まとまりもないし、テンションも少しおかしかったですが…一応この辺りで終わりにします。
見て下さりありがとうございました。